他の治療の選択肢は?
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非侵襲
投薬およびモニタリング
アルファ遮断薬は膀胱頸部の筋肉を弛緩させる効果があり、排尿を助ける一方、5-アルファレダクターゼ阻害薬は前立腺を収縮させる効果があります。
症状を管理するには薬の服用を続ける必要がありますが、めまい、疲労、性機能障害などの一般的な副作用が引き起こされる可能性があります。2,3 -
低侵襲
UroLift®システムを使用した経尿道的前立腺吊上術(PUL)
小さなインプラントを留置し、前立腺の両側を吊り上げて圧縮することにより、尿道を広げ、尿流を増やすというシンプルな手技です。
PULでは、前立腺組織の除去や損傷がないため、他の手技より性機能を温存できる可能性が高くなります。副作用は、尿意切迫、排尿痛、骨盤の不快感などで、軽度から中等度の一過性です。1,3 -
中等度侵襲
熱療法およびレーザー
多くの中等度侵襲性の手技では、症状の緩和のため、熱、蒸気、レーザーにより前立腺組織を除去します。
多くの場合、回復の過程で、膀胱にカテーテルを挿入する必要があります。
尿意切迫や排尿痛などの副作用の他に、勃起や射精の機能障害も発現します。2,3 -
高侵襲
外科手術
経尿道的前立腺切除(TURP)では、前立腺組織の切除のため、専用の電気メスが使用されます。前立腺が非常に大きいか、合併症がある重症例では、前立腺に直接アクセスするために開腹手術が必要です。
外科手術では、入院中にカテーテルを膀胱に挿入した状態で回復を待つ必要があります。また、出血、 および勃起や射精の機能障害が発現する確率が高くなります。3
BPH薬物療法に代わる治療法として実績を積んだ早期治療法2
リアルワールドと臨床試験において安定した耐久性を示す唯一の先進的なBPH低侵襲外科的治療法(MIST)2,3
先進的なBPH治療法のなかでも患者に優れたエクスペリエンス*を与える3-5安全で効果的な治療法2
最も多くの研究対象となったBPH MIST治療法のひとつ(査読付臨床論文145件以上)
薬物療法に代わる治療法として実績を積んだ早期治療法2
98%
医師によるBPHの診察を受けて いる男性のうち、薬物療法また は経過観察を受けている割合1BPH症状を呈する患者にとっては、α遮断薬や5-ARIなどの薬物療法や併用療法が第一選択治療法となります。ただし、この種の治療法にはいくつかの重要な代償が生じます。
一般的なBPH薬物療法によるIPSSスコアの減少幅(中央値)は最大でわずか7点でした。一方、プラセボでは4年後に4点の改善がみられました6。
生涯続く治療と副作用7-16
低い服薬遵守率17
BPH薬物療法を長期間受けた場合、膀胱機能障害を引き起こすおそれあり18
IMPACT研究
研究を参照する本研究は、UroLift™ PULと薬物療法(α遮断薬タムスロシン)による治療後の有効性と安全性、患者のエクスペリエンス*を比較した最大規模のRCT比較試験です29。予備データからは、UroLift™ PULによる治療の場合、初期3ヵ月間に以下のメリットが得られることが示唆されています。
症状の緩和とQOLの改善の向上29
患者の満足度と目標達成度の向上29
日常生活の改善の向上29
UroLift™システムPULによる治療を受けた患者の場合、1ヵ月後と3ヵ月後の IPSS総合スコアがそれぞれ8.6点と10点改善しました(薬物療法の場合には、 それぞれ3.4点と3.1点の改善)29。
UroLift™システムPULによる治療を受けた患者の場合、1ヵ月後と3ヵ月後のQOL スコアがそれぞれ2.0点(39.3%)と2.2点(47.9%)改善しました(薬物療法の場合に は、それぞれ0.6点(10.2%)と0.5点(7.8%)の改善)29。
リアルワールド耐久性分析
注:本ウェビナーは、「UroLift™ System Center of Excellence」プログラムに関する継続教育要件に含まれています。本ウェビナーの視聴に関する単位を取得するためには、UroLift Universityにおいて本ウェビナーを視聴してください。
リアルワールドと臨床試験において安定した耐久性を示す 唯一の先進的なBPH MIST2,3
最近のリアルワールド分析によれば、UroLift™システムによる5年再治療率は、L.I.F.T. RCTにおいて示された再治療率と同等(11.6%および13.6%)であることが示されています2,3。
臨床試験とリアルワールド研究全体を通じ、UroLift™システムによるIPSS転帰は概ね安定していることが明らかになりました2,21。
5年外科的再治療率とL.I.F.T. RCT外科的再治療率の比較2,3
先進的なBPH治療法のなかでも優れ たエクスペリエンス*を患者に提供3-5
短時間での症状の緩和と低いリスクプロファイル22-23
先進的なBPH施術法のなかで最も低いカテーテル使用率2,23-27
性機能の温存***2
患者の安全性
施術件数を考慮した場合、2019~2022年におけるUroLift™システムによる合併症(軽症、中等症、重症)の1症例あたりの発症率は最も低い値となりました28。
UroLift™システムによる術後合併症の発症率(1年後)は、他の施術法と比較して最も低い値となりました3。
MAUDE研究:患者の安全性
注:本ウェビナーは、「UroLift™ System Center of Excellence」プログラムに関する継続教育要件に含まれています。本ウェビナーの視聴に関する単位を取得するためには、UroLift Universityにおいて本ウェビナーを視聴してください。
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*患者のエクスペリエンスとは、短時間での症状の緩和と低リスクプロファイル、性機能の温存を複合したエクスペリエンスを指します。
**性行為を行う男性に新たに発症したEDまたはEjD。
***L.I.F.T.ピボタル試験において持続的な勃起機能不全または射精機能不全を新たに発症した例は観察されていません。
+MAUDEデータベースは強力な情報源ですが、その利用にあたってはいくつかの制限があります。その例としては、有害事象の報告数が実際よりも少ない可能性や、報告された情報の質と一貫性にばらつきがみられることがあげられます。MAUDEデータは、報告された医療機器に関する既知の安全関連情報を網羅したものではありません。したがって、デバイスに関連する判断や治療に関する判断を下す場合には、必ず利用可能な他の情報を踏まえて解釈してください。
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