40歳以上の男性1,000人と、男性のパートナーを持つ40歳以上の女性1,000人を対象に実施した試験では、前立腺肥大症(BPH)の治療の選択肢や副作用 、および疾患が男性の健康全般に及ぼす影響に関して、男性と女性の両方に多くの誤解があることが明らかになりました。これらは、テレフレックス社のインターベンショナル・ウロロジー事業部による独自の調査結果です。

いわゆる前立腺肥大として知られているBPHは、非がん性で、男性の加齢に伴い発症します。BPHの症状は、生産性の低下、抑うつ状態、生活の質の低下を引き起こす可能性があります。さらに、治療せずに放置すると、疾患は経時的に悪化し、膀胱の永久的な損傷を引き起こす可能性があります。1男性の加齢に伴い、早期介入は長期的な生活の質に非常に大きな違いをもたらします。

多くの場合、薬物療法が最初に行われる治療法となりますが、誰にでも効果がある訳ではなく、患者さんは副作用ゆえに使用を中止する場合があります。UroLift®システムのような別の治療法は、治療の選択肢を模索している男性に、薬物療法の代替療法のひとつとして提供することができます。

多くの男性および女性は、BPHの治療に低侵襲治療が利用できることを認識していませんでした。調査対象となった参加者について:

  • 50%の人がBPHの治療に薬物療法が利用できることを認識していましたが、UroLift®システムによる治療や経尿道的前立腺吊上術(PUL)などの低侵襲治療が治療の選択肢として利用できることを認識していたのはわずか6%でした。
  • 男性回答者の75%以上が、BPHの薬物療法に代わる低侵襲治療について、医師から提案されたことがないと述べています。
  • 調査対象となったBPHを患う男性の49%が、疾患を治療するために薬物療法を受けています。このうちの48%の人が、BPHの薬物療法をやめるという解決策に関心があります。
  • 90%以上の人が、陰萎や尿失禁のリスクが低いことを知らされた場合、低侵襲治療を検討する可能性が「非常に高い」または「ある程度高い」と回答すると述べています。

ただし、BPHの治療の選択肢の副作用を認識しているために、自分の症状について医師に相談することを避けてしまう場合があります。調査対象となった男性および女性は、BPHの治療に不安があることを明らかにしています。

  • 30%の男性が、利用できる治療の選択肢に魅力を感じないために、BPHの治療を受けていないと報告しています。つまり、彼らは「薬物治療も外科手術も受けたくない」のです。
  • 31%の男性回答者と、男性のパートナーがいる25%の女性回答者が、BPH治療の選択肢が陰萎や尿失禁を引き起こす可能性があると信じています。
  • また、男性と女性の両方がBPHを前立腺がんの前兆と誤解している場合もあります。BPHとその後の前立腺がんとの間に関連性があるとは認められていませんが2、調査対象の41%の男性と55%の女性が、BPHを患う男性は前立腺がんのリスクが高いと信じています。実際に、BPHは良性の疾患であり、前立腺がんとの関係はありませんが、男性の生活の質に大きく影響する可能性があります。

男性と女性の両方に治療の選択肢についてさらに周知することにより、医師は、BPHが加齢に伴い避けられないことだと信じる患者さんの視点を変え、患者さんが早期治療を検討して長期的な生活の質を改善する手助けができるのです。

テレフレックス社は、泌尿器科領域における満たされていないニーズに対応する革新的で低侵襲、かつ臨床的に有効なデバイスの開発に専念しています。私たちは、症状の治療をすると同時に性機能を温存する、低侵襲で永久的なインプラントであるUroLift®システムを使用して、BPHを患う患者さんの標準治療を改善することに取り組んでいます3*

BPHの薬物療法や外科手術に代わる治療を求めている患者さんにとって、UroLift®システムは実績ある治療の選択肢のひとつです。

患者様向けパンフレットのダウンロード

UroLiftシステムは、前立腺肥大症(BPH)に伴う膀胱出口部閉塞による症状、および最大100ccまで肥大した前立腺の治療に適応されます。最も一般的な副作用は一時的なものであり、血尿、排尿障害、尿意切迫感、骨盤痛、切迫性尿失禁などがあります3。出血及び感染症などのまれな副作用は、重篤な転帰につながる可能性があり、介入が必要になる場合があります。詳しい情報については添付文書をご確認ください。

ウェブサイトに掲載されているすべての製品が、規制当局によるすべての管轄区域で承認されているわけではありません。詳細は、お近くのテレフレックス社の担当者にご相談ください。

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*LIFT臨床試験では、新たな持続性の勃起不全または射精機能不全の報告はありません。

参考文献

1.

Tubaro et al. 2003 Drugs Aging

2.

Chang, The Practitioner 2012

3.

Roehrborn, J Urology 2013 LIFT Study